転職活動前には適性をチェックしよう!

人手不足が続いている介護業界では、未経験でも採用される可能性は高いでしょう。しかし、介護職の労働が辛くなって退職してしまうケースも珍しくはありません。そのことを考えると、求人に応募する前に自分が介護職への適性を持っているかという判断は行っておいたほうがいいかもしれません。

介護職への適性がある人は、観察力に優れているという特徴があります。介護の現場では、利用者さんの小さな変化に気付く能力が求められるので、観察力があれば、利用者さんの異変を早期に発見でき、命を助けることに繋がるからです。また、穏やかな性格である人も、介護職には適しています。介護施設の利用者さんは、認知症を発症している人や、感情の変化が激しい人もいます。そのような人に対してサポートを行うときには、穏やかな気持ちが必要になります。利用者さんが理不尽な言葉を言うような状況になっても、怒らずに対応できないと、介護の仕事をこなしていくのは難しいでしょう。

それから、介護職は高齢者の命を預かっている職業です。そのため、危機的状況での対応力が高い人や、強い責任感を持って職務をこなせる人にも適しています。そして最後に、体力があるか否かも重要なポイントです。例えばトイレでの介助や入浴介助、車いすやベッドへの移動などでは、利用者さんの体を支えなければなりません。このような仕事は体力の消耗が激しい傾向にあります。そのため、体力に自信がなければ、長く続けることはできません。

上記のようなポイントは、面接でもよく聞かれたり、チェックされたりする部分なので、介護職への転職を視野に入れている人は、自己診断を入念に行っておきましょう。